貧血について①|桜ヶ丘クリニック|兵庫県伊丹市の総合内科・腎/高血圧内科

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貧血について①|桜ヶ丘クリニック|兵庫県伊丹市の総合内科・腎/高血圧内科

貧血について①

こんにちは!今回は『貧血』をテーマにお話ししていきたいと思います。

貧血はありふれた病気です。特にお若い女性にとってはよく耳にする機会が多いではないかと思います。若年女性の貧血の原因のほとんどは月経出血です。これは正常のことがほとんどなので問題ありません。

しかし、男性もしくは閉経後女性の貧血は要注意です。決して侮れない体の病気のサインです。

貧血を理解するには造血のメカニズムが大切です。では私たちの血液はどのように造られるのでしょうか?

 

(1) 赤血球が造られるまでの流れ

① 腎臓が骨髄に『血を造れ』という指令を出す(これはエリスロポエチンというホルモンの働きです)

② 骨髄が腎臓の指令を受け取る

③ 鉄を材料に赤血球を造る

つまり『腎臓=赤血球生産工場の責任者』、『骨髄=工場』、『鉄=原料』のような関係になります。分かりにくい例えかもですね(汗)。腎臓が血を造るのに関わっているのは意外だったのではないかと思います。

 

(2) 貧血を見たときに考えられる疾患

貧血の場合、造血のどこかで問題が生じている可能性が高くなります。これは本気で考えるととても複雑ですので今回はシンプルに進めていきますね!上と同じステップで考えてみましょう。

① 腎臓が悪い = 腎性貧血

② 骨髄がうまく働いていない = 白血病、骨髄異形成症候群、薬による骨髄抑制 etc

③ 鉄が足りない=鉄摂取不足<<出血

腎性貧血や骨髄疾患は決して少なくないのですが、この中で最も重要なのは『出血』です。

なぜなら男性や閉経後の女性が出血している場合、悪性腫瘍の可能性を最も疑うからです。

 

続きは次項でお話ししますね。