閑話休題:医師にとって先人の哲学の重要性|桜ヶ丘クリニック|兵庫県伊丹市の総合内科・腎/高血圧内科

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閑話休題:医師にとって先人の哲学の重要性|桜ヶ丘クリニック|兵庫県伊丹市の総合内科・腎/高血圧内科

閑話休題:医師にとって先人の哲学の重要性

ここまで世界の哲学,思想の歴史、労働観のパラダイムシフトについてお話ししました。

もしかしたらクリニックのブログとして内容が適切なものか?と思われるかもしれません。しかしながら我々医師は患者様方の身体の悩みだけを診ればよいというわけでは決してありません。社会的/健康的/家庭的不安等の様々な精神的悩みを抱える人に、少しでも解決の支えになれるよう道を示すのも医師としての大きな仕事の一つです。ただ私も含め同世代の医師はまだまだ若輩者であり自己のみの人生経験では患者様方のそれに到底及ぶものではありません。もしかするとこれまでの診療の中でも「あなたはどうせ若いから私たちの悩みなんてわからない」と思われたことも多々あったかもしれません。しかしそれでもなお患者様は我々に悩みに答える能力を求めており、我々医師もまたその力を十分に身に付ける必要があります。多種多様の患者様の悩みに共感を示し、なおかつある一定の解決策を提案できる能力を身に付けるためには自分の経験値だけでは困難を極めます。そんな若くまだまだ人間としても未熟な自分に大きな力を貸してくれたものこそ、【哲学】という学問でした。

現代の社会問題に日々目を向けて考えること、また過去の先人達の人生を学び現在に繋げること、これらにより等身大の自分よりもさらに大きな視点を以て医師として皆さんに貢献できるのではないかと私は信じております。これからも多種多様の患者様方の悩みに答える力を身に付けるため、日々精進して成長して参りたいと思います。

 

では次項からは”AI時代を考える”の続きをお話ししていきます。