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慢性疾患とは
慢性疾患とは、発症してから時間をかけて少しずつ進行し、放っておくと全身に重大な影響を及ぼす病気の総称です。症状が2〜3か月続くようなら慢性疾患だと言えるでしょう。
主な慢性疾患
高血圧
高血圧は、血圧が正常値より高く、慢性化している状態のことです。日本高血圧学会によると、高血圧というのは、上が140mmHg・下が90mmHg以上である状態を言います。
そもそも、血圧とは心臓からの血液が血管を押す力のことです。通常、激しい運動・精神的な興奮・寒いときなどに、血管が縮んで血圧が上がります。しかし、高血圧の方は安静状態でも血圧が高い状態です。自覚症状がほとんどないまま進行し、高血圧が続くと、脳・心臓・腎臓などの命に関わる重大な病気を引き起こすリスクがあります。
高脂血症(脂質異常症)
高脂血症(脂質異常症)は、血液中の脂肪分が増えて血液がドロドロになっている状態です。
健康診断などで、次のうちいずれか1つでも指摘された場合は、高脂血症にあてはまります。
- LDL(悪玉コレステロール)が140mg/dL以上
- HDL(善玉コレステロール)が40mg/dL以下
- TG(中性脂肪)が150mg/dL以上
自覚症状がほとんどないまま進行し、脂質の異常によって動脈硬化が進行すると、脳・心臓などの命に関わる重大な病気を引き起こすリスクがあります。
糖尿病
糖尿病は、膵臓から出るホルモンであるインスリンが十分に働かず、血液中を流れるブドウ糖という血糖が増えてしまう疾患です。血糖値が高い状態が続くと、血管が傷ついて心臓病・腎不全・失明・足の切断などの重い疾患につながる恐れがあります。
糖尿病には、1型糖尿病と2型糖尿病があります。
1型糖尿病では、膵臓からインスリンがほとんど出なくなります。そのため、注射によってインスリンを補う治療が欠かせません。2型糖尿病は、インスリンが出にくいまたはインスリンが効きにくい状態です。日本人の約90%が2型糖尿病だとされています。