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- 慢性腎臓病(CKD)
慢性腎臓病とは
慢性腎臓病(CKD)は、慢性的に経過するすべての腎臓病の総称で、何らかの腎障害が3か月以上続く場合は、慢性腎臓病(CKD)といわれています。
症状が出ない場合がほとんどであるため、たんぱく尿や腎機能の測定によって診断します。
20歳以上の約7人に1人が慢性腎臓病(CKD)であると推計されるという報告があり、新しい国民病とも言われます。メタボリックシンドロームとの関連が深いとされ、心筋梗塞などの合併症として発症することも多いのが特徴です。
慢性腎臓病の症状
慢性腎臓病(CKD)の初期には、ほとんど自覚症状がありません。進行すると、次のような症状が出ます。
- 息切れ
- 倦怠感
- むくみ
- 貧血
- 夜間頻尿
など
慢性腎臓病の原因
- 高血圧
- 喫煙
- 糖尿病
- 慢性糸球体腎炎
- 加齢
- 肥満
- 運動不足
- メタボリックシンドローム
など
慢性腎臓病の治療法
食事療法
慢性腎臓病の治療においては、塩分制限が基本です。とくに高血圧の方やむくみがある方は、1日6g未満が目安です。
また、たんぱく質を制限して老廃物を少なくし、腎臓の負担を軽減します。ただし、カロリー不足で低栄養につながらないよう、1人ひとりの状態に合わせた食事管理が重要です。
薬物療法
慢性腎臓病(CKD)が進行すると、残念ながら完治させる薬がありません。しかし、進行を遅らせることが大切です。貧血を改善する薬物・血圧やコレステロールを低下させる薬・尿毒素を除去する薬などの内服による治療をおこないます。
原因が高血圧にある場合は降圧薬、糖尿病の場合は血糖をコントロールする薬物も使用します。
慢性腎臓病の予防法
- 塩分の摂取量を制限する
- たんぱく質を摂りすぎない
- 適正体重を保つ
- 運動をする
- 適切に水分摂取する
- 排尿を我慢しない
- 飲酒量を減らす
- 喫煙をしない
- 必要最低限の薬しか飲まない
- ストレス管理をする
- 1日7~8時間、きちんと寝る
など