かなり長い期間お休みしてしまい申し訳ありません。今日から少しずつ再開したいと思います。
これまでは過去の労働観やアイデンティティの追求についてお話しました。ここからは時を現代に引き戻したいと思います。
⑨のテーマで戦後から現代まで日本人を支えたアイデンティティは”会社への信仰=終身雇用”であったのではないかかという私見をお伝えしました。そしてそれが崩壊しつつある現代において、一つの会社のために奉公することが将来性を持たない意味のない努力のように感じられるようになったため、昭和時代に比べて平成令和において労働に対して後ろ向きな風潮が明らかに強くなったのではないかと私は考えております。これがAI時代の「労働からの解放」を待望する考え方につながるものと思います。
しかし最近の労働に対するネガティブな捉え方は近視眼的で一面的な物事の捉え方ではないか?と思われます。ここからは労働のポジティブな面を取り上げていきたいと思います。次のページに移りますね。