- HOME>
- 心疾患(心筋梗塞・心不全・狭心症等)
心疾患とは
心疾患は、心臓に起こる病気の総称です。心筋という心臓の筋肉に対して血液を送る冠動脈の流れが悪くなり、心筋が酸素不足や栄養不足に陥るタイプの疾患が多く見られます。
たとえば、次の3つのような病気があります。
心筋梗塞
心筋梗塞は、冠動脈にできた血栓によって、冠動脈が完全に詰まってしまい、血液が心筋に流れなくなった状態です。心筋に血が流れなくなると、その部分の心筋が壊死してしまいます。壊死が広がると死に至ることがある危険な状態です。
心不全
心不全は、心臓の動きが悪いことで息切れやむくみが起こり、だんだん悪化して、生命を縮める疾患です。血液を全身に送り出すポンプとしての心臓の機能低下が、心不全につながります。
狭心症
狭心症が、動脈硬化などによって冠動脈が狭くなることで、一時的に心筋への血流が不足している状態です。発作が起こり、胸痛・息切れ・呼吸困難などが起こります。症状は1〜2分で治まることが多く、長くても15分程度です。
心疾患の症状
- 胸痛
- 疲労感
- 息切れ
- 呼吸困難
- 動悸
- ふらつき
- 失神
- 脚の腫れ
など
心疾患の原因
- 動脈硬化
- 高血圧
- 喫煙
- 高血糖
- 不整脈
- 脂質異常
- 内臓脂肪型肥満
など
心疾患の治療法
食事療法
心疾患の場合、バランスの取れた食事を摂ることが大切です。塩分を控え、野菜・果物・全粒穀物などの高繊維の食品を選ぶことや、低脂肪または良質なオメガ-3脂肪酸を含む魚などを、摂取しましょう。また、鶏肉・魚・豆類などのタンパク質は心臓によいとされています。
運動療法
ウォーキング・ジョギング・サイクリングなどの有酸素運動を日常的におこなうことが大切です。また、筋力トレーニングによって、心臓の機能向上や血圧管理が期待できます。
薬物療法
利尿薬・抗不整脈薬・血管拡張薬・コレステロール低下薬や、血液の凝固を抑制する抗凝固薬、血圧を管理するための降圧薬などを使用します。患者さまの疾患・症状・進行度などによって、種類や量を調整しながら薬物療法をおこないます。
心疾患の予防法
- 食べ過ぎない
- 適正体重を保つ
- 運動をする
- 飲酒量を減らす
- 喫煙をしない
- ストレス管理をする
- 1日3食、きちんと食べる
など