腎臓内科

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腎臓内科とは

腎臓内科とは

腎臓内科は、腎機能低下や血尿が続く方など、腎臓に疾患を持つ方を治療する診療科です。

腎臓は、疾患があっても初期ではほとんど痛みなどを感じません。病気を自覚しにくい臓器で、症状が出たときには進行しているケースが少なくありません。

一度進行すると治療がむずかしい疾患も多く、知らないうちに腎機能低下が進むと、血液透析を受けなければならなくなります。そのため、早期診断や早期治療が大切です。
少しでも気になることがあれば、お気軽にご相談ください。

腎臓内科の対象疾患

慢性腎臓病(CKD)

慢性的に経過するすべての腎臓病の総称です。何らかの腎障害が3か月以上続く場合は、CKDだと言えます。

症状が出ない場合がほとんどであるため、たんぱく尿や腎機能の測定によって診断します。

20歳以上の約7人に1人がCKDだと推計されるという報告があり、新しい国民病とも言われています。メタボリックシンドロームとの関連が深いとされ、心筋梗塞などの合併症として発症することも多いのが特徴です。

慢性糸球体腎炎

腎臓のなかの糸球体が炎症を起こしている状態の疾患の総称です。

具体的な疾患名としては、IgA腎症・慢性腎炎症候群・紫斑病性腎炎・メサンギウム増殖性糸球体腎炎・ループス腎炎・膜性腎症・膜性増殖性糸球体腎炎・C3腎症などがあります。

糸球体は毛細血管の塊で、血液を濾過して尿の元になるものを作っています。1つの腎臓は約100万個の糸球体を持ちます。

通常、数週〜数か月のうちに急速に腎臓の働きが悪くなり、高齢の方に多くみられる疾患です。

腎性貧血

腎臓の働きの低下によって赤血球を作る能力が低下することで、貧血になることを言います。

貧血を起こすと、酸素を運搬するヘモグロビンが不足して、体の臓器に十分な酸素を送ることができません。心臓にも負担がかかってしまいます。そのため、早期の治療が大切です。

腎硬化症

高血圧が元となって腎臓の血管に動脈硬化を起こし、腎臓機能に障害を生じさせる疾患です。

長期的に高血圧が続くと、腎臓の糸球体へ血液を送る細動脈に圧力がかかり、血管の内腔が狭くなってしまいます。その結果、だんだん糸球体が硬化して腎機能が低下するのです。

腎硬化症には、良性腎硬化症と悪性腎硬化症があり、良性腎硬化症は加齢や生活習慣などに関連した高血圧により、腎臓の血管に動脈硬化を引き起こし、だんだん腎機能が低下したものです。悪性腎硬化症では、腎障害だけでなく、心臓や脳などの疾患につながるおそれがあります。

腎臓内科でおこなう治療

腎臓内科でおこなう治療

薬物療法によって病気の進行を少しでも遅らせつつ、食事・運動・禁煙などの生活習慣の改善も欠かすことができません。

症状が進行し、透析療法をおこなわなければならない場合は、信頼できる透析クリニックをご紹介いたします。

検査をおすすめする方

  • 健康診断などの尿検査で異常が指摘された
  • 夜中に何度もトイレに起きる
  • 家族に腎臓病の方がいる
  • 尿の色がおかしい
  • 尿が泡立つ
  • 靴がきついなどむくみを感じる
  • 疲れやすく、息切れしやすい

生活習慣病・腎疾患NAVI

アクセス

072-783-8707