- HOME>
- 腎硬化症
腎硬化症とは
腎硬化症は、高血圧が元となって腎臓の血管に動脈硬化を起こし、腎臓機能に障害を生じさせる疾患です。
長期的に高血圧が続くと、腎臓の糸球体へ血液を送る細動脈に圧力がかかり、血管の内腔が狭くなってしまいます。その結果、だんだん糸球体が硬化して腎機能が低下するのです。
腎硬化症には、良性腎硬化症と悪性腎硬化症があります。
良性腎硬化症
自覚症状が出ないケースも少なくありません。加齢や生活習慣などに関連した高血圧により、腎臓の血管に動脈硬化を引き起こし、だんだん腎機能が低下したものです。
悪性腎硬化症
腎動脈の狭窄による高血圧など、原因が特定される二次性高血圧の経過中に急激に悪化するケースです。腎障害だけでなく、心臓や脳などの疾患につながるおそれがあります。
腎硬化症の症状
- 動悸
- 頭痛
- 肩こり
- むくみ
- 倦怠感
- 食欲不振
- 貧血
- 息切れ
など
腎硬化症の原因
- 加齢
- 塩分の摂り過ぎ
- 喫煙習慣がある
- お酒をたくさん飲む
- メタボリックシンドロームである
- 家族に腎硬化症や腎不全の方がいる
など
腎硬化症の治療法
お薬による治療
腎保護作用のある高血圧の降圧薬を使用し、十分ではない場合などには、カルシウム拮抗薬・ベータ遮断薬・サイアザイド系利尿薬なども使用します。
悪性腎硬化症の場合は、腎臓のほかにも障害が出ているおそれがあるため、入院による治療が必要なケースもあります。その際は入院ができる病院をご紹介いたします。
腎硬化症の予防法
- 塩分の摂取量を制限する
- たんぱく質を摂りすぎない
- コレステロール制限をする
- 適正体重を保つ
- 運動をする
- 飲酒量を減らす
- 喫煙をしない
など