『死因統計』から見た生活習慣病の治療の必要性 1章|桜ヶ丘クリニック|兵庫県伊丹市の総合内科・腎/高血圧内科

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『死因統計』から見た生活習慣病の治療の必要性 1章|桜ヶ丘クリニック|兵庫県伊丹市の総合内科・腎/高血圧内科

『死因統計』から見た生活習慣病の治療の必要性 1章

こんばんは!

なかなか眠気がこないため、今日は少しさぼってしまっていたブログ更新をいたします(笑)。

 

高血圧、糖尿病、脂質異常症等のいわゆる『生活習慣病』をお持ちの皆さん、本当に薬は必要なのだろうか?こんな薬を飲んでいて大丈夫だろうか?と疑問に感じたことがある方は非常に多いのではないでしょうか。むしろほとんどの方が一度は考えたことがあるのではないかと思います。当院の外来でもこのような質問はほぼ毎日のように頂いております。今日はこの事について歴史を振り返り考察しようと思います。

なぜ薬が必要なのか?この答えは『日本の死因統計の推移』にあります。

ちなみに座右の銘ではないですが、『温故知新』という言葉は私は非常に大切だと思います。ドイツの大統領ヴァイツゼッガーのユダヤ人大虐殺への反省を踏まえた『過去に目をつむる者は、現在にも盲目であり未来も同じ過ちを犯すだろう』という名言も同じくです。医療に関しても同じで、現在の患者さんの診療において最新の論文ももちろん大事ですが、過去を振り返ることで新たな発見があることを忘れてはいけません。

話が脱線しましたので本題に移ります。

 

(1)感染症の克服の歴史(1950年まで)

まず江戸時代から1950年代までかけての死因1位はなにかご存じでしょうか?答えはなんと『結核』です。現代では考えられないと思いますが、実は結核でたくさんの方が若くして亡くなられていたのです。高杉晋作・樋口一葉・正岡子規・森鴎外・中原中也(敬称略)等の著名な方々は皆結核で命を落としております。

しかしBCGの普及(いわゆるハンコ注射)、治療薬の進歩、栄養状態の改善、等により劇的に結核死亡が減りました。これにより若年死亡の方が減り平均寿命延長の礎になったわけです。

戦前までは人類はずっと感染症との戦い続けておりました。しかし現代人にとっては忘却の彼方であると思います。新型コロナウィルスのワクチンに関しては賛否両論がありどちらの意見も尊重するべきと考えておりますが、最近のネットや著名人の中でもワクチンそのものを否定するかのような意見も散見されます。これに関してはもっと人類の結核との戦いの歴史をしっかり学んで発言するべきではないかと思っております。

 

悪い癖ですぐに脱線してしまいますね。。この続きは次項に移りたいと思います。